で、「国民クイズ」読み終わり。
一気に読みきってしまった、コレは本当に面白いぞ。
傾向として熱いマンガが好きなのだが、
このマンガは熱くはないが勢いがあって面白い。
久しぶりに熱くないマンガで気にいった。
他に好きな熱くないマンガとしては、
例えば「惑星をつぐ者」とか高橋ツトムの「ALIVE」とか。
ところで「国民クイズ」の内容はというと、
ストーリーを教えてもらうスレ・まとめサイトから




日本はすっかり国民クイズの国になっていた。
国民クイズ制とは社会の基本は民主主義と変わらないが、
大きく違うのは「国民クイズ」があるという事。
国民クイズ」はもし目標点数に達する事ができればなんでも望みが叶うという夢のようなクイズ。
(当然、望みにより目標点数は高くなる)
文字どおり「なんでも」である。
例えば、一億円欲しい、というような望みから隣の奥さんを殺してほしいというような望みも、
はたまたアメリカの自由の女神像が熱海に欲しい、アメリカ人むかつくからアメリカに総攻撃して、
というような望みも優勝者の望みなら国を挙げて総力で取りかかる。
優先順位は人権=法律<<<<国民クイズ。つまり国民クイズは国の最終決定機関でもある。
ただし、当然国民クイズで目標点数に達せなかった場合、それなりのリスクが存在する。
予選を勝ち上がり、決勝問題に勝ちあがった人間は、
もし目標点数に達していなかった場合、目標点数と自分との得点差により、
「反社会的な望みを抱いた」としてアラスカでの強制就労が待っている。
それでも「欲」を抱いた日本国民は「国民クイズ」により戦前の熱を取り戻し、ついに世界のTOPへと登り詰めた。
そんな中、元俳優で囚人であり、国民クイズのカリスマ的司会者でもある、
K井K一を中心にあらゆる思惑が交差していく事になる。



といった内容なのだけれど、
約900ページ程度なのが幸いしてか、
ダレルことなく一気に突き進む。
ところどころに入ってくるCM、
国民クイズ毎日放送されているので、
その間に流されるCMも描かれているのだけれど、
これもまたブラックに面白い。
抽選性年金とか、義務教育に期待するなと広報する文部省などなど。
こりゃ良いマンガに出会えました。