月下の棋士読みきった!!

最後の4冊がどうしても何処にも無かったもので、
漫画喫茶行って月下の棋士読みきってきた。
神に最も近き天才と異端の天才が6年の歳月を経て決着をつける、
という、天才物だけれど、
作者は哭きの竜能條純一であって、
静的な描写、将棋だから当たり前かもしれないけれど、
表面的にはただ駒を繰るだけの漫画なのに、
キャラが濃くて、魅力的で、ひきつけられる。
全32巻なのだけれど、
面白さのピークは大体20巻以降くらいからの、
主人公氷室将介のスランプに陥るところだった。
今まで連戦連勝、いかなる敵もなぎ倒してきた氷室だったのだけれど、
駒の声が聞こえなくなる。
それまではさすがに強すぎだろ、となども思いながらも読んでいたが、
そこで悩み考え決意することで棋士として大きくなる辺りから、
またよりいっそう惹きつけられた。
個性的な登場人物たちも、
実在の棋士をモチーフに描かれていたりもする。
とりあえず読め、と言いたい全32巻。

月下の棋士 (1) (ビッグコミックス)

月下の棋士 (1) (ビッグコミックス)