テルミン

ドキュメンタリー映画?の「テルミン」を観た。
最初は退屈な映画化と思いきや、後半はもう見入ってしまった。
テルミンとは、ロシアの物理学者テルミンによって生み出された世界最古の電子楽器であり、
楽器自体には手を触れず、空間にかざした手の動きによって演奏する楽器。
とりあえず、興味を持ったなら↓で体験してみて。
http://theremin.asmik-ace.co.jp/THEREMIN7.html
手をかざすことにより楽器の周囲の電磁場を変化させることにより演奏するテルミンを応用し、
人間自体を介して演奏しようとする楽器をテルミン博士は作ろうともする。
体の瑣末な動きによって変化する音をダンスともに表現しようとする最中、
テルミン博士は誘拐される。
ここまでをテルミン博士に関係する人たちが淡々と説明していく。
なかでもテルミン奏者として今でも名をはせるクララ・ロックモアが印象的だった。
クララ自身にも独特のオーラをまとっていて、引きつけるられるものがある。
テルミン博士若かりしころ、クララに求愛したこともあるほど、2人の中は良かったらしく、
クララは今でもテルミン博士を大切に思っているようだった。
大手楽器メーカーから破格の条件で新テルミンを演奏してくれないか、との依頼にも、
博士のテルミンでのみ演奏するとのことで断ったり。
後半、テルミン博士が登場してきて淡々と誘拐された際の出来事や彼の波乱万丈な運命を淡々と語る、
テルミンの構造を淡々と語る。
間々にも色々な人がテルミンについて語る。
最後に、テルミン博士とクララが出会うのだけれど、
もう、このころにはわたしゃこの映画に飲み込まれてましたよ。

テルミン ディレクターズ・エディション [DVD]

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