左利きは駄目といわれて

バイトで小学生の子を相手していましたら、
利き手以外の手で字が書けるか、ということになりました。
左利きとして右利き社会に生きているということもあり?
ある程度右でも字を書けたのですけれど、
やんやしたのち、その子から、
「でも左手で字を書くのって駄目なんでしょ」
と言われました。
何度か同じようなこと言われたことがありますが、
これね、私が今までで言われて傷ついた言葉NO.1なんですよね。
他に色々言われたってね、
色々心の中で逃げ道考えて作って回避出来るんです。
でも私が左利きなのは先天的?なものだし、
変えようがないものなんですよ。
こんな否定する言葉を投げかけられるとね、
ダメージをそらすためには、
もうその人を見下すというか、馬鹿にするというか、否定するというか、
あぁこいつは人の気持ちを察することの出来ない寂しい人間なんだな、とか、
相手の立場になってどのように感じるかも考えられない小さい人間なんだな、
となどそういう風に考えてしまうしかないので、
私にとってその人はどうでも良い人、むしろ関わりたくない人になるわけで、
そういう人を相手にしなくなってしまうわけです。
実際、小学校時の書道教師は左手を頭ごなしに否定されたので、
書道なんて好きになれないな、と感じたし、
小六時の担任なんてホント酷くて、
「お前は勉強が出来るのになんで左利きなんだ?」
「左利きなんて社会に出てから恥かしいから今のうちに直せ」
などと言われ、この人は偉そうに何なんだろう、と思った覚えがあります。
お前のその発言のほうが恥かしいし痛々しいわ、
と言い返すほどの回転の速さが当時なかったことが残念です。
剣道などでも、右でやれといわれイマイチ釈然としないところがあったのですが、
その後、三匹が切る、という時代劇で右近と言う剣士が出てきまして、
彼は幼少時よりさまざまな流派を学んでいましたので、
相手に、お前の流派はなんだ、と聞いて、
それに対してその流派の弱点をついて勝つ、
といった別に右近が主役ではないのですがなかなか面白い時代劇で、
子供心にやべぇこれおもしれぇ、と思って毎回観ていましたら、
たしかそんな右近でも苦手にしていた流派が2つあったのでした。
それは我流と左利きでした。
でも、左利きはたしか右近も持ち替えて瞬殺したような気もするのですが、
あの右近も左利きには苦戦するのか、
と思い嫌な気が晴れたことがあった気がします。


で、話を戻しまして、上のような現実逃避の方法は、
相手が自分で考え行動できる人に対して行うのですが、
相手が子供なのでガチになるわけにもいかず、
とりあえず、
そういうことを言われるのは私としてはとても悲しいことなんだ、
とだけ言っておきました。
そういうわけで、行き場のない嫌な気持ちをここに書いて、
心のオナニーしているわけです。