月館の殺人・上巻/佐々木倫子

「月館の殺人」上巻、原作・綾辻行人、漫画・佐々木倫子を読んだ。
連載するって知ったとき、
あんな静かで、口が開いているけれど、コメディを描く人が、
どうやって殺人モノを描くんだ、って思ってて、
実際連載読んで、うわぁ殺人おきそうにねー、
って感じの展開で、今まで通りのコメディ、
おもに鉄オタの異常さに、主人公が振り回されるって感じだけれど、
殺人起きてからは、逆にその静かさが、
場を引き締めてくれていて、殺人らしく緊張感ある、
って感じだったのだけれど、
アリバイ確認あたりからまたコメディっぽくなって、
殺人事件がメインの漫画じゃないね、って印象。
別に、殺人事件無しで主人公と鉄ちゃんの話として描いても、
同様のクオリティが得られるような気がする。
なんとなく、
綾辻行人ファンよりも佐々木倫子ファンのほうが、
満足度高いんじゃないか、
漫画っていう方法で表現されているから当たり前かもしれないけれど。
面白かったので、
Heaven?も全巻ついでに読んでしまった。

月館の殺人 上 IKKI COMICS

月館の殺人 上 IKKI COMICS