虚数が怖くて夜も眠れません

338 名前:Nanashi_et_al.[sage] 投稿日:04/06/21 23:23
いや、それは偶然のタイミングの問題だ。
数学より先に量子力学が発見されていれば、もっと慎重に言えば
人間の感覚が量子力学を最も自然と考えるような構造になっていれば、
虚数に対する感覚が全く異なっていたはずだ。


339 名前:Nanashi_et_al.[sage] 投稿日:04/06/21 23:30
こう言い換えよう。
人間は体がでかすぎる。もしくはプランク定数が小さすぎる。
そのせいで、量子力学的効果を実感できるような世界に我々は住んでいない。
量子力学的効果が統計的に消去された世界のみを“実感”できるのが人間という存在だ。
もし我々がナノメートルレベルの存在なら、実数と虚数をわざわざ区別するなどという愚行を
犯さずに済んだはずである。


340 名前:Nanashi_et_al.[sage] 投稿日:04/06/21 23:37
しかし、純粋に思考のみで量子力学の世界を垣間見た我々人間の発想力は
賞賛に値すべきだと思う。
もちろん、数学という純粋論理の発展を推し進めることを阻まなかった我々人間の“寛大さ”
はもっと評価されて然るべきであるが、我々が生来的に持つ“ハンディキャップ”を克服して
実数と虚数を統一的に論じることができるようになったことは
恐らく宇宙のどこかには存在するであろうナノレベルの知性体からは
限りない賛美の声を浴びせられるはずである。


341 名前:Nanashi_et_al.[sage] 投稿日:04/06/21 23:49
我々はニュートン力学統計力学量子力学
という思考の発展順序を経たが、
ナノレベルの知性体は恐らく、
量子力学統計力学ニュートン力学
という自然理解の順序を経るはずである。


我々よりもっとマクロなレベルの知性体は、
恐らく一般相対論を思考の基礎に据えるはずである。