マシンロボ クロノスの大逆襲 爆走!! タンクトランサー

クロノスの大逆襲をみる日々である。
主人公の名前はロム・ストールといい、男気あふれる熱血漢だ。
敵と戦う前には決まって太陽を背に口上を述べた上での登場。
敵がうろたえ、
「だっ、たれだ!?」→「お前らに名のる名はない!」
の一連の流れが仮面ライダーの変身シーンよろしく楽しむ場所である。
ロムは2段階に変身(厳密には変身ではないが)出来るのである。
正義の心が頂点に達すると、
剣狼という宝剣がケンリュウというロボを呼び出し合身できる。
合身というのは、感覚的にはパワードスーツみたいなものだ。
さらに強く願うと、バイカンフーというロボが現れさらに合体できる。
ちなみにロム自身もマシン生命体である。
というか、ロボしかでてこない。人間っぽいのもいるが、全部ロボ。
ロムたち御一行は世界各地を流浪するのだが、
なにせ全員マシン生命体であるから、寒い地域に行くと、
分子運動が止まってしまう絶対零度の恐怖にさらされたり、
ジャングルに行けば、地磁気の異常や湿度にやられ、
雨が降れば酸性雨のせいで錆びる、といったように、
なんか弱点がリアルで面白い。
かと思えば、この異常な砂漠がメインのタンクトランサー回では、
相手が戦車に変形し、触れるだけで燃え上がる赤い砂を砲身から噴出したかと思えば、
触れるだけで凍りつく絶対零度の青い砂も飛ばしてくる。
正直、砲身から噴出す時点で自分がやられるだろ、と。