流れ

酒を吐くほど飲んだあと、
友人と2人で東京から夜行バスで名古屋に戻ってきた。
実家に帰っても良かったけれど、帰ってもすることないし、
妹が受験でいても邪魔だろうからその日のうちに帰宅した。
夜行バスでは思っていたより寝れたのだけれど、
乗り終わった後の頭痛は乗り物酔いによるものなのか、
二日酔いによるものなのか良く分からない。
まぁ、1つはっきりしているのは、
今日も例によって内臓というか、体の内側がズキズキ痛むってことだ。
よって、早く帰ってきたけれど何をするわけでもなく、
ロートレック荘事件を読んでいた。
毎度のことだが、「初心者もミステリーの世界に入りたい!」ってスレを参考にして読んだ。
叙述ネタなのは読む前から知っていたのだけれど、
量的にも読みやすかったしよかった。
他の叙述系よりも自然に読めたような。

野球中継をみていていつも気になるのは、
「流れが変わる」とか、「流れが悪い」とか適当な解説。
麻雀でも流れ云々言いやがる奴がいやがる。
鳴いてみたら、
「あ〜良いツモだったのに」
とか言う人。
そういうことを冗談で言う人がいて、それはそれでよいのだけれど、
たまに本気になっていってる人なんて、
なんというかその人がどれだけ自分が物事を冷静に捉えることが出来ない人なのか、
って負のアピールをしているってことを認識したほうがよいと思う。
そうでなければその発言は、積み込みをしています、ってことなのだから。
全自動卓での牌を積むパターンによる偏り、ってのは例外。
話を戻すとして、
とりあえず、ファインプレーでもあろうものなら実況か解説が、
「これは流れが変わりますよ〜」
なんていいやがる。
選手のプレーへの心神的影響要因が「流れ」であり、
ある好・悪プレーが「変わる」なのであろうか。
つまり、いわゆるチームのムードってやつに影響を与えるのだろうか。
では、そのムードに影響を与えていると仮定しよう。
では、ムードが良くなる利点はなにか。
考えられるのは余計な緊張をするかしないか、ではないか。
テニスのサーブを例にとると、
普通にサーブを打つよりも、
ある種のトレーニング、ストレッチ、etc...、
などによって筋緊張をほぐして上げるとサーブスピードは平均10km/hあがるそうだ。
しかし、筋緊張と心神的な緊張は関係があるのか。
走ることにおいて、走る、という行為を意識して走るよりも、
何も意識しないで走るほうが早いそうだ。
まぁこの辺は、走るという行為を体得しているかどうかにもよりそうだが。
この辺の緊張が良いかどうかによって変わってくるのだろう。
動作を披露する場(試合など)ではある程度緊張しないといけないらしい。
ある程度の緊張によって筋がいつもより活躍するそうだ。
しかし緊張しすぎることにより、動作がスムーズにならなくなるわけで。
つまりはある程度の緊張感を持ち、動作に望むことができるムードを作るのがベストということだ。
しかし、これはムードについてのことで、流れではない気がする。
そもそも流れ=ムードならばムードor雰囲気って言えよ、って思う、
が、今日本シリーズで西武が勝って実況が言うには、
「これでまた流れがわからなくなりました。」
だと。
私はアナタの日本語の使い方のほうが分かりません。