いま、会いにゆきます/市川拓司

よく観ている映画批評サイトをみていたら、
いま、会いにゆきます」というのの批評があった。
それを読んでみると、まぁ普通の評価だったのだけれど、
主演が竹内結子とのことなので、
どんな話なんだろ、と思い本を買いに行きそして読んだ。
読み始めると、短期記憶に問題がある、といった設定など、
狙った設定だなぁ、なんて思って読みすすめていったのだけれど、
読み終わった今となってはそんなことはどうでもよく、
あぁ、映画よ失敗しているな、と思うほどだった。
妻(竹内結子)に先立たれてしまった男が息子と2人で生活している。
そんな妻が死ぬ前に残した言葉があった。
「またこの雨の季節になったなら、きっと確かめに戻ってくるから」
「あたたたちがしっかり暮らしているのを見届けたなら、
私は夏が来る前に帰ることにするわ」
その言葉の通り彼女は2人の前に戻ってくる、梅雨の間の短い6週間の間だけ。
まああとは、多分想像通りだが、良い。
で、その批評サイトにも書いてあったけれど、
タイトルの、
「いま、会いにいきます」という大胆なタイトルが素晴らしい、
ってあったのだけれど、
実際読み終わった今現在、このタイトルの意味を考えると確かにうまいなぁ、
なんて思ってしまう。
ただ、最後の理由付けはいらないな、と思う。

で、おまけのネコミミ猫耳竹内結子