北京ヴァイオリン

北京ヴァイオリン」を観た。
天才的な腕を持つヴァイオリン奏者息子と父親の話。
一流になるため北京に出てくる話。
ただこれだけだが、良い映画だった。
偏屈な先生にヴァイオリンを習うさい、
父が先生に、息子はものになるか?と聞く。
その時に先生が答えた、
「成功すると言う意味か?それとも音楽が身につけば良いということか?」
という答えがこの映画を端的に表してくれるのでは?と思ってしまう。
普段は着るものには無頓着、家も汚い、ステレオタイプな芸術家だけれど、
主人公との最後のレッスンのときだけは、身を正し、
普段とは違い主人公の将来を親身に心配してくれ、もう感涙。
また、父親は息子のために一生懸命なのだけれど、
なんでそこまで一生懸命になるのか?の秘密が後半に明かされる。
この秘密に関して、
先生のところで出てきた、
昔好きだった女性の写真が複線になっていると踏んでいたが、
そんな描写はなかった、
ので、勝手に脳内でそういう風に解釈しておく。