「斜」のなりたち

非可環体のことを可除環とか斜体などというらしいが、
そんなことよりも、
なんで「ななめ」は「斜め」と「斜」の字で「ななめ」の意味になるのか、
のほうが気になってしまった。
ということで例のごとく、新字源を使って調べてみた。
「斜」は形声文字であり、
「余」と「斗」に分けられ、
音を「余」が担当する。
「余」の音は「ヨ」であるが、
「ヨ」は「シャ」と同じ意味であり、
その意味は「抒」であり、
①汲む、すくいだす。
②述べる。
である。
また、「斗」は象形文字で、
物の量をはかるためのひしゃくの形をかたどり、ますの意味を表す。
よってこれよりますめ、くむ意を表す。
よってこの二つより、くみ出す意を表す。
で、ここで、ここがよく分からないのだが、
ここで上意を借りて、「ななめ」の意味を表すらしい。
困った、ここで「…を借りて」の意味が分らない。
水をくみ出すところをイメージすると、
なんとなく斜めに水が流れているような感じだからだろうか。
わからんちんだ。