逆境ナイン

逆境ナイン観ました。
漫画や小説が映像化される場合、
自分のイメージしているキャラ像と、
配役の雰囲気が違っていたりすると観る気を失うのですが、
玉山鉄二演じる不屈闘志はちょっと熱すぎやしないかい、
なんて最初の数分は思っていたものの、
途中からは、不屈闘志のモデルとなった人がいるとしたら、
こんな人なんだろうな、って位のハマリようでしたよ。
コイツは無理して熱くしてるぜ、
って感じではなく自然に熱い漢(おとこ)がそこにはいました。
松岡修造のような無駄でしつこい熱さではなく、
自然な熱さ、それでいてカッコいい不屈闘志
映画観終わった後に島本和彦の漫画「逆境ナイン」を読み返したけれど、
玉山鉄二不屈闘志のほうが、
顔やスタイルなどではなく、漢(おとこ)として断然カッコよく感じました。


で、映画自体は、
無駄にCGなどを使って、漫画での見開きに大文字を、
実際に映像化していたけれど、
あれは無かったほうが良かったかなって。
ドカベン程度のリアルさでの映像化だったらもっと楽しめたような気がします。
それと、島本和彦炎尾燃(ほのおもゆる)を演じていましたが、
髪の毛がヘッドギアの中からあふれんばかりのまさしく炎尾燃で、
なのに炎尾燃のような突き抜けた熱さはなく、固かった。
ラジオの時みたいにハジけたテンションで解説しているものと思っていたから。
また、島本先生が、
「これはまさしくゲキトウですよ」
と数回連呼するシーンがあるのですが、
これは逆境ナインの次回作、ゲキトウとかけているのでしょうが、
いまとなってはゲキトウも……。
絵は綺麗で流れも分り易く読みやすいのに、
不屈闘志不屈闘志してないしね。


島本和彦のラジオを聞くと、
島本和彦炎尾燃
と思ってしまうくらい島本和彦炎尾燃しているので聞いてみると面白いかも。
ちなみに、炎尾燃島本和彦ではなく、
ラグビー漫画を描いていたら、コレしかない、というくらいのキャラができて、
それだから炎尾燃はヘッドギアをしているらしいですよ。
島本和彦炎尾燃は大好きなキャラ、ってことをラジオで言ってたかと。

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